ショートスリーパーとして知られる堀大輔氏の愛犬でティーカッププードルのパティをめぐり、2026年8月の生配信での器具の扱いと、その後の食事に関する投稿が批判を集めている。小型犬への醤油や人間用アイスクリーム、筋膜リリースの発言など、複数の論点がSNS上で共有された。

本記事では、公開された動画・投稿・報道をもとに、批判の内容と堀氏の説明・謝罪を整理する。あわせて獣医学の一般的な情報を紹介し、個別の健康被害や法的な「虐待」の認定とは区別する。

生配信で器具を乱暴に扱い、犬が驚いた場面

2026年8月、堀氏がライブ配信で筋トレをしている際、視聴者から睡眠を促すコメントが繰り返し寄せられた。堀氏は器具を乱暴に置き、大きな音を立てた。近くにいた愛犬が驚く様子が映像に残っている。

ピンズバNEWSは8月10日、この場面と批判を報じた。SNSでは「犬がかわいそう」「筋トレスペースに犬がいるのは危ないのではないですか?」といった声が上がった。一方で、執拗なコメントに同情する声もあった。

寝た方がいいって言うのやめてもらっていいですか?

堀大輔氏(生配信での発言としてピンズバNEWSが報道)

堀氏の説明と謝罪

堀氏はXで、動画の前後関係が切られている点への不満と、これが人生で初めての行動だったと投稿した。睡眠を促すコメントを何度もやめるよう求めたが、繰り返されたとも記している。

その後の説明では、コメントへの怒りから器具を投げたとしつつ、行為を正当化するものではないとしている。犬と視聴者に謝罪し、その後は同様の行為をしていないという。視聴者から犬への謝罪を求められると、謝罪したうえで、謝って済む問題ではないと応じたとも報じられている。

前後関係完全にカットしてってズルいよねー(笑)

堀大輔氏のX投稿(2026年8月7日)

なお、人生で初めての行動です。

堀大輔氏のX投稿(2026年8月7日)

超謝りました…謝って済む問題ではないんですけどね…

堀大輔氏(ピンズバNEWSの報道より)

醤油をかけた食事をめぐる指摘

2026年10月、小型犬の食事に醤油をかける場面の切り抜きが拡散した。この場面を共有した投稿では、ふだんから少量の醤油味を付けているとみられること、塩分が高いのではないかと心配する声が記されている。

小型犬は体格が小さく、塩分の影響を受けやすいと一般に考えられている。批判は、味付けの必要性だけでなく、映像に映る量と与え方にも向いている。

食事と健康管理についての本人説明

堀氏は、犬がフードを食べないことがあり、以前は低血糖で入院した経験があると説明している。食べてもらうために少量の醤油で香りを付けているといい、10日に1回は動物病院に通い、現在は病気がないとしている。

これに対し、批判側は映像に映る醤油の量が説明より多いと指摘している。本人説明は投稿と発言に基づくもので、診療記録や給餌量の記録によって裏付けられたものではない。量の印象だけで、実際の摂取量を確定することもできない。

獣医学の一般論とパティへの影響

西岡優子獣医師監修の「ワンコnowa」の記事では、醤油は塩分過多になるため犬に与えるのは避けるべきだとしている。一方で、少量が偶発的に口に入っただけで、直ちに病気になるわけではないとも説明している。

MSD Veterinary Manualは、過剰な塩分の摂取によって嘔吐、下痢、虚弱、震え、けいれんなどが起こり得るとする。程度は摂取量や体格、体調によって異なる。一般論としてのリスクと、パティに実際に塩分中毒が起きたかは別であり、公開された映像だけで塩分中毒と判断することはできない。

人間用アイスクリームを与えたという指摘

SNS上では、人間用のハーゲンダッツを犬に与えたという指摘があり、「1個あげた」「お腹を壊した」といった言及もある。ただし、実際に与えた量や、体調変化との因果関係を断定できる情報ではない。

ASPCA(米国動物虐待防止協会)は、乳製品に含まれる乳糖を十分に分解できず、下痢などの消化器症状が出る犬がいると説明している。また、脂肪や糖分の多い食品は胃腸障害などのリスクがあり、特に高脂肪の食品では膵炎にも注意が必要とされる。こうした一般的なリスクから、パティに同様の病気が起きたと判断することはできない。

犬への筋膜リリースをめぐる発言

2026年10月21日、堀氏が犬への筋膜リリースについて話した場面が共有された。これは堀氏の考えであり、獣医師の総意として確立した見解ではない。

SNSでは、犬が不快そうに見える、力の加減や必要性の根拠が示されていないといった批判がある。映像の動きだけから痛みを診断することはできない。動物病院が犬猫に器具を使った筋膜リリースを提供している例はあるが、その存在は、効果や堀氏の手技の妥当性を証明するものではない。

犬の筋膜リリースは必要。尻尾らへんとか、後ろ足とか。膝とか傷めるといけないから

堀大輔氏(2026年10月21日の配信中の発言として共有されたもの)

現時点で確認できること

これらの行為に対する批判と、動物愛護管理法上の「虐待」に該当するかという判断は区別する必要がある。本記事で挙げた資料は、刑事事件や行政処分として認定されたことを示すものではない。

堀氏は、器具を乱暴に扱った件では謝罪と改善を表明し、醤油については食べさせるための工夫だったと説明している。一方で、給餌や身体への働きかけの適否を考えるには、量・頻度・犬の体調・獣医師の診断や指導内容が重要になる。通院しているという説明だけで、個々の行為の安全性が証明されるわけではない。

根拠・参照リンク 11